アフリカ豚熱(ASF)についてのお知らせ
投稿日:2024年4月3日
アフリカ豚熱(ASF)の侵入防止にご協力をお願いします!
アフリカ豚熱(ASF)について、県畜産課より注意喚起がありましたので、皆様に念のためお知らせいたします。
1.アフリカ豚熱の特徴と発生状況
アフリカ豚熱は、豚やいのししに感染する致死率の高い伝染病です(※ 人には感染しません)。
有効なワクチンや治療法はなく、発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから、家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され、養豚場の豚で感染が確認された場合は速やかな殺処分等の防疫措置が義務付けられています。
日本ではこれまで本病の発生は確認されておりませんが、アフリカでは常在的に、ロシア及びアジアでも発生が確認されております。さらに、令和6年1月には韓国の釜山で、野生いのししでのアフリカ豚熱感染が確認され、発見地点は日本への直行フェリー乗り場の近くでもあり、国内への侵入リスクが非常に高くなっています。
国内の養豚業を守るために、登山やキャンプなどでいのししの生息地に立ち入る方や、海外からお越し・お戻りの方は、以下の点にご協力をお願いします。
2.登山者・キャンパーの皆様へのお願い
諸外国では、アフリカ豚熱に感染した野生いのししが確認されております。感染を防ぐため、登山やキャンプ等で山林に立ち入る際は以下の点にご注意願います。
- いのししを誘引しないよう残飯は持ち帰ってください。
- 靴の泥はその場で十分落としてから帰宅してください。
- 帰宅途中に観光牧場や、畜産施設などには立ち寄らないでください。
- 帰宅後も、靴や衣服は洗うなどしてください。
- いのししが大量に死んでいるなどの異常な状態を発見したら、その公園などがある市町村へ連絡してください。
3.海外からお越し・お戻りの皆様へのお願い
韓国を含め、海外の肉製品や海外で使用した衣服、靴にはウイルスが付着している可能性があります。
帰国後は以下の点にご注意のうえ、本病の国内侵入防止にご協力をお願いします。
- 海外では動物のいる施設には行かないようにしてください。
- 海外から肉の入った食品を持ち帰らないでください。
- 靴についた泥を日本に持ち込まないよう、泥を落とし、洗ってから帰国の途についてください。
- 空港内で、靴の消毒場所があったら適切に消毒してください。
- 帰国後1週間は、観光牧場や畜産施設などには行かないでください。
4.アフリカ豚熱について詳しく知りたい方へ
アフリカ豚熱発生状況などの最新情報は農林水産省のHPをご覧ください。